DEVELOPMENT
It is a product development that
we are especially focused. It will continue
to develop their own puroducts while
『商品開発』
It is a product development that
we are especially focused. It will continue
to develop their own puroducts while
『商品開発』
当社が特に力を注いでいるのが商品開発です。多くのお客様の声を聞きながら独自の商品を開発していくことが、ものづくりメーカーである今井機業場の使命でもあります。経編ニット生地は非常に複雑な構成をしているため、一台の編機でも原糸の選定や編組織などの工夫次第で多種多様な商品を作ることができます。日本の半分以上のシェアを持つ緯糸挿入機や様々な差別化素材などの自社の強みを活かして他社にはできない商品の開発を行っています。
当社で開発される新規商品は年間300〜400点以上にもなりますが、実際に商品として量産されるのはその中のほんの一握りしかありません。中にはたった一つの商品を作り上げるのに何年もの年月を有するものもあります。何回もの試作を重ねて新しい商品が完成するまでには、多くの人の汗と努力があるのです。様々な人が一つの商品に携わり、共に考え、共に悩み、共に育てていくことで一つの商品に命が吹き込まれていくのです。
トリコット(経編ニット生地)は、スポーツ・インナー・ファッションなどの衣料用から非衣料・産業資材の分野まで非常に幅広い分野で使用をされています。経編ニットは糸使い・組織等を検討することによって、それぞれの要求に最適な機能を有したテキスタイルを作り出すことが出来るのです。新しい分野に挑戦し、その課題を克服する。その繰り返しが、企業としての様々な可能性を広げ、また新しい技術との出会いがあると信じてやみません。
ベンベルグとはコットンリンターから作られる再生セルロース繊維キュプラのブランドで、旭化成せんいの登録商標です。ベンベルグは、現在世界で旭化成せんい社のみが工業生産を行っているオンリーワン素材であり、シルクに似た光沢感と柔らかくて滑らかな風合い、肌の心地よさを保つ吸放湿性を併せ持っています。しかし、それと同時に非常に繊細な繊維で強度が弱く、湿潤時の摩擦にも弱い大変デリケートな素材です。
弊社は創業以来、この難易度の高いベンベルグを得意素材として商品開発・生産を行ってきました。用途もファッション衣料から裏地、インナー素材、合成皮革基布まで幅広い分野で生産を行っております。また、近年はセルロース繊維が持つ吸湿発熱性を活かした保温素材としても使用をされ、益々用途が広がっています。
緯糸挿入トリコットとは、「トリコット」と「織物」の中間ともいえる素材です。緯糸挿入トリコット機は国内でも40台程度しかない特殊な編み機で、当社では緯糸挿入トリコット機国内設置台数の約6割を保有しトップのシェアを誇ります。通常の経編トリコット生地の中に緯糸を挿入することで、下記のような特徴を得ることができます。
○ニットの柔らかさ・フィット感・軽量感・通気性を残しながらも、織物の高い物性安定性を保有。
○通常のニットよりもハリコシがあり、保形性が高い。
○基本構造がニットのため、シワになりにくい。
○通常のトリコット機では風綿等の問題により扱いにくい綿や麻・ウールなどの天然繊維を使用することができ、糸の特徴を最大限に生かす商品開発が可能。
当社ではこの緯糸挿入トリコット生地にストレッチ性を付与した素材群を自社ブランド「トリコットネクスト」と称して、重点開発素材としてファッション衣料から白衣・学販・スポーツ衣料など幅広い分野への展開を図っております。
経編トリコットは高速生産に適しており高い生産性を誇ります。そのため、衣料以外の資材分野への進出も活発です。弊社も様々な産業資材・生活資材用途の生産を行っており、生産全体における資材用途比率は約50%を占め、工場の安定稼働に貢献をしています。
生活資材関連では自社独自の技術を活かして開発・製造を行っており、弊社独自の製造特許も保有しております。また、産業資材・生活資材用途の生産を行っていくためには、高い技術力と品質管理能力が要求されます。弊社も継続して生産工程の改善を行っており、工場の温湿度管理・防虫管理・汚れや異物混入対策など衣料品以上に非常に厳しい品質管理も行っております。