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質の高いトリコットがつくられる、整経工程と編立工程の2つのプロセス。
「今井クオリティ」が生まれる繊細な作業フローを紹介します。

PRODUCTION

Product development capabilities
Production equipment
Techinical capabilities

『生産のこと』

今井機業場のトリコットが
出来るまで。

質の高いトリコットがつくられる、整経工程と編立工程の2つのプロセス。 「今井クオリティ」が生まれる繊細な作業フローを紹介します。

『そもそもトリコットって?』- The warp knitting?

生地には下記の通り、織物と編物があります。編物は一般的に織物に比べて伸縮性があり、柔らかい生地をつくることができます。経編生地は丁度、織物と緯編の中間の性質を有しています。経編の特徴としては高速生産に適している、編組織の多様性、ファインゲージといったことが上げられます。

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経編(トリコット)機で生産可能な商品は非常に多様です。衣料から非衣料まで、幅広い分野において経編ニット生地が使用されています。衣料では水着やアンダーウェア、ファンデーションといったストレッチ素材を中心に広く使用されており、非衣料分野では、車両関係資材、メディカル用資材、農業用資材など、様々な商品が開発・生産されています。

編み方によってさまざまな表情を見せるトリコット。

もちろんカラーバリエーションも充実。

伸縮性の高いインナーウェアにも多く利用。

近年では、医療現場のユニフォーム素材としても活躍。


『糸を紡ぐ。整径工程』- For Tricot Warping process

原糸メーカーより入庫された原糸はまず整経工程へ。他のニットとは異なり、経編には準備工程として整経工程が必要です。経編生地の生産において、整経工程の良否が品質に大きく影響するのです。

種類によって本数などが異なる状態で入荷される原糸は的確に調整され、およそ600〜800本の糸が1つのビームに巻き取られます。まずは、整経機に対応する形で設置されたクリールスタンドに糸をかけて準備します。

多数の糸を同じ張力で平行に一定の速度でビームに巻き取っていきます。毛羽発見器や糸本数測定器などを用いて次の編み立て工程で不具合が出ないよう厳重な品質管理がなされています。

きびしい品質管理のために、すべての整経機は高性能コンピュータで監視。ライトで照らされた糸をCCDカメラにて確認し、糸切れなどのトラブルも事前に発見します。また、レーザーを使ったチェックも同時に行います。もちろん最後は人の目で厳しく確認します。


『生地素材へ。編立工程』- Knitting process

整経工程でビームに巻かれた原糸を編機にセットして編立を行います。編機に取り付けられたニードルが上下に運動をして編目を形成していきます。経編は優れた風合いと程よいフィット感を持ち、原糸や編組織を変化させることによって、一台の編機で薄地から厚地までのバリエーションやいろんな柄を編むことができるのです。

現在、今井機業場では野口工場で50台、野田工場で24台の経編機が稼動中。職人の手仕事と高速化・コンピューター化により、安定した品質を実現しています。多枚筬の複合編機や日本最大の台数を誇る緯糸挿入機などにより、付加価値の高い商品作りを行っています。高品質のものづくりを行うために、CCDカメラやレーザーセンサー、移動型検出器など最新鋭の検出・制御装置も導入されています。

もちろんデジタル化を進めても、糸切れなどのトラブルがないかなど、スタッフが目視で確認をします。デジタルと人の目で細かなトラブルまでフォローし、高品質なトリコットを出荷する体制をつくっています。

このように数々の工程を経て出来上がる今井機業場のトリコット。年間300〜400点と多くいただく商品開発案件の数が信頼の証です。