整経工程でビームに巻かれた原糸を編機にセットして編立を行います。
編機に取り付けられたニードルが上下に運動をして編目を形成していきます。
経編は優れた風合いと程よいフィット感を持ち、
原糸や編組織を変化させることによって、
一台の編機で薄地から厚地までのバリエーションや
いろんな柄を編むことができるのです。
現在、今井機業場では野口工場で50台、野田工場で24台の経編機が稼動中。
職人の手仕事と高速化・コンピューター化により、安定した品質を実現しています。
多枚筬の複合編機や日本最大の台数を誇る緯糸挿入機などにより、
付加価値の高い商品作りを行っています。
高品質のものづくりを行うために、CCDカメラやレーザーセンサー、移動型検出器など
最新鋭の検出・制御装置も導入されています。
もちろんデジタル化を進めても、糸切れなどのトラブルがないかなど、
スタッフが目視で確認をします。
デジタルと人の目で細かなトラブルまでフォローし、
高品質なトリコットを出荷する体制をつくっています。
このように数々の工程を経て出来上がる今井機業場のトリコット。
年間300〜400点と多くいただく商品開発案件の数が信頼の証です。