富山大学芸術文化学部・富山県総合デザインセンターと株式会社今井機業場は産学官連携事業「とやまデザイン・トライアル」に2022年6月~8月の期間で取り組みました。「とやまデザイン・トライアル」は2016年より県内企業と大学が連携して、商品開発を通したデザイン人材の育成と企業のデザイン人材確保を支援しています。
今回は、富山大学芸術文化学部の学生20名(3、4年生)が今井機業場の機能性繊維素材を活用したライフスタイルプロダクトの開発に取り組みました。2か月間の試行錯誤を経て、製品の最終プレゼンテーションが8/5(金)三井アウトレットパーク北陸小矢部 2階にある「Meets GEIBUN」にて行われました。「Meets GEIBUN」は、富山大学芸術文化学部の芸術発信拠点として、デザイナーを志す学生と一般の消費者が交流することが出来る場所となっています。このような大学の常設展示場が一般の商業施設に設置されているのは、国内でも非常に珍しい取り組みだそうです。
学生は4グループ(各5名)に分かれ、使用する機能性繊維素材とグループテーマを設定し、試作品を作成しました。衣料品にとどまらず、落書きの出来るキッズテント、グラデーションが綺麗なマタニティラップ、麻素材を草木染めしナチュラル感を高めた風呂敷、手汗で困っている人用手袋、サウナハット(byムレシラズ)など、非常にユニークな製品を試作してくれました。中には既に商品名、ブランド、コンセプトを固め専用パンフレットも自作して、今すぐにでも販売出来そうな商品もありました。
商品開発の2か月間、芸術文化学部の学生と交流をすることで、弊社の商品開発メンバーも若い感性に刺激を受けて、新しい気付きを発見することが出来ました。発想やデザインを変えるだけで、商品価値も大きく変わると思います。また今後の仕事の中で生かせていければと思います。
「Meets GEIBUN」での展示は9/11(日)まで行われていますので、是非一度足を運んで頂ければと思います。